土壌汚染の影響

土壌汚染の影響

土壌中の有害物質は直接摂取・間接摂取の2種類の経路で人に健康被害を及ぼします。

①直接摂取:汚染土壌との直接接触、汚染土壌の飛散、汚染土壌中の有害物質の揮散により口や鼻から人体に入ったり、皮膚から吸収されるなど。

②間接摂取:雨などで土壌中の有害物質が地下水に流れ込み、その地下水を飲む。また汚染土壌地で成育した農作物・家畜に有害物質が蓄積し、それを人が摂取するなど。

(人体への影響)

有害物質の種別 症状
第1種特定有害物質
(揮発性有機化合物)
眼・皮膚への刺激、頭痛、めまい、嘔吐、四肢の知覚異常、麻酔作用、嘔吐、中枢神経系の抑制、肝臓や腎臓への障害、発がん性など
第2種特定有害物質
(重金属等)
急性毒性、急性中毒、慢性中毒、発がん性、貧血、皮膚・胃腸障害、肝硬変、知覚傷害、肝臓障害、斑状歯、腎機能障害など
第3種特定有害物質
(農薬等、PCB)
急性毒性、急性中毒、咽頭痛、咳、痰、皮膚の発疹・痛痒感、結膜炎、腎障害、肝機能障害、生体黒色色素沈着、塩素座蒼など